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結婚相談所を考える

結婚相談所には専任のアドバイザーやカウンセラーなどがいるので、会話の仕方、デートでの振舞い方など様々なテクニックを教えてもらえます。

あまりにも楽しそうに作業を進めるNさんのテープを見て、私は思わず「この人に来てもらいたいく」と叫んでいた。 ずいぶん待たされて忘れたころに、ようやくスケジュールが取れた。
同じような時期に創業していながら、NさんがKさんを知ったのは、たかだか数年前。 Nさんのほうがインターネットでハウスクリーニング協会の存在を知り、賛同できる部分があって協会員になったという。
そのココロは業界のレベルの低さをなんとかして改善したいというものである。 ハウスクリーニングサービスのTさんも同じような考えのもとに、そのような団体がないか、ずいぶん調べたという。
だが、当時はまだ今ほどインターネットが普及していなかったこともあって、空振りに終わっていたのである。 今、Nさんたちが考えていることは、掃除のマニュアル化である。
誰が来るかによって仕上がりが大違いということのないように、誰でもが同じようにできるノウハウを確立し、技術をコピーしようとしているのである。 そうすれば主婦のパートタイマーをも立派な戦力として取り込めるのではないか、雇用促進にもつながるのではないかと夢を抱き、そのための準備にとりかかっている。
ハウスクリーニング業は個人営業主やせいぜい数人規模の営業所が多いのだが、協会に所属することでスキルアップのための研修の機会も増えれば、技術や洗剤などの情報も集めやすい。 個人のできることには限りがあるが、誰かが発見した技術をみんなで共有すれば、作業がラクにもなるし、スピーディにもできる。
現場で未知の汚れや家電の機種などに出くわしたときも、ネットワークがあれば心強いにちがいない。 ハウスクリーニングサービスから始まって、Nさんにたどり着くまでの過程で痛感したのは、まさにそういう情報の力の大ききであった。
ハウスクリーニングサービスでは、「これは完壁には落ちません」と宣告された頑固なカビが、後にハウスクリーニング協会会員のIさんに教わった方法で試したところ、感激するほどきれいに落ちたのである。 しかも、拍子抜けするほど簡単なテクニックでoKなのである。

もはや私個人の努力ではどうにもならなくなっていたカビだけに、プロ集団のありがたみを痛感させられた1番の収穫である。 食事の支度が面倒な日にレストランに行くように、嫌いなアイロンかけをクリーニング店に頼むように、住まいの汚れが手にあまったら、もっと気楽にハウスクリーニングを頼めばいいんだ!掃除好きの私でさえ、そう思うようになった。
「家事の中で1番嫌いなのは掃除」という主婦も、プロに任せる気楽さを覚えたら、掃除に対する負担感が減るにちがいない。 以下は、狭いわが家を実験台にハウスクリーニングとつき合ってきた顛末と、そこで得られたハウツウ情報、そして、プロに掃除を頼むことによって、いかに気楽に汚せるかという「プチ賛沢」のすすめである。
家庭での汚れが集中しているのは、キッチン、バスルーム、洗面所、トイレ。 いわゆる水回りと呼ばれる箇所である。
ハウスクリーニングも、当然、そういった場所を掃除してほしいという依頼が一番多いそうだ。 わが家も例外ではない。
初回は、バスルームの掃除を頼むことに決めていた。 お客を通す場所でもないし、ドアを閉めてしまえば仮に来客があっても気にしなくてもすむ。

しかも、ここは、散らかる場所でもない。 だが、ほかでもない、自分が最も目をつぶっていることに我慢できなくなった場所なのである。
一戸建て住宅と違って、マンションの場合、ほとんどと言っていいくらい窓のない構造になっている。 よほど気をつけていないとカビはまぬかれない。
入浴後、毎回必ず、身体を拭いた後のバスタオルで、バスルームの水滴を拭き取るという人の話を聞いたことがある。 たしかに水気がなければカビの心配もないだろう。
水垢も溜まらないかもしれない。 でも、せっかくバスタブに浸かって、リラックスした後で、拭き清めるという労働をするなんてことは考えられなかった。
また汗が出てくるじゃないの?それに、いくらきれいなところを拭くとはいえ、バスタオルを雑巾代わりにすることにも抵抗があった。 かくして、知人の快適バスルーム掃除法はわが家では実践されることなく、コーキング部分のカビは、カビ取り剤では無理というくらい深く根を張ってしまっていた。
「多少薄くはなりますが、完全にはきれいになりませんので、ご承知おきください」ハウスクリーナーには、最初に念を押されたので、了解して作業に取りかかってもらった。 プロにそう言われちゃ、あきらめるしかないでしょう。
蛇口の取り替え工事を頼んだときに、コーキングを取り替えるといくらかかるか聞いたことがある。 狭いユニットバスだから、コーキング部分もさほど多くはない。
「一万円くらいかな~」それが相場として高いのか安いのか見当がつかなかったが、そんな小さな手間仕事には乗り気でないという態度がありありで、迷うまでもなく引き下がった。 ユニットバスのコーキングでさえ、このていたらくでは、壁面や床全体がタイルだったらどうなっていたことか。

コーキングにカビがはえるということは、目地だって同じ運命をたどるはず。 目地の面積は半端じゃないと思うとゾツとする。
もう一つ、私の大失敗で、取り返しのつかないシミをつくつてしまったところがある。 バスタブの内側には数本細帯状に、そして底には雲模様のように、一部漂白剤の跡が残っているのである。
「この跡は、消えません」期待してはいなかったが、やっぱりね。 そのシミは、ずいぶん前、カビ退治のためにカビ取り剤をスプレーして、何時間もほったらかしにしておいたバツと思われる。
注意書きはあったのかもしれない。 あまり長く放置しないで洗い流せと。
でも使用方法とか注意書きって、ろくすっぽ読みもしなければ、読んでも忘れるものなのだ。 バスルームは、毎日身体をきれいにする場所なのに、そのバスルーム自体が汚れている。
なにが不愉快といって、身体を洗う場所の周囲ぐるりと低い位置全体が垢と石けんカスの汚れが層になって、指の腹でなぞるとザラッと引っかかるものがある。 これは普通の中性洗剤では容易に落ちないほど頑固な汚れになっている。
クレンザーでゴシゴシこするとキズになりそうだし、第二ここまで汚れると掃除すること自体、億劫になる。 「これだけはちょっと原液を使わないと落ちません」取り出したのは、酸性の洗剤である。
トイレの汚れにサンポールというCMでおなじみの洗剤が、酸性洗剤の代表で、ほかに「ルックトイレの洗剤」や「キバミ取り」などが、この仲間。 「僕らは慣れっこになってますから」と、においは気にするそぶりもないが、酸性洗剤特有のいやなにおいがする。
原液を使うということで、さすがにゴム手袋をはめて作業をする。 薄いナイロンたわしに洗剤をつけて、サッサッサッと拭く。
たいして力は入れてないそうだ。 ドアの下の緑は、水垢が軽石状になって、刃ものででも削るしかないかという様相を呈していた。

そこも同様に酸性洗剤の原液を塗布して、しばらく時間をおく0「まず、今日は丸洗いをします。 次回からラクになりますから」不思議だったのは、上から下へと掃除をするのが鉄則と思っていたら、まず着手したのが最も汚れのひどい箇所。
そこを周囲の汚れと同じレベルにしてからが、いわゆる通常の上から下へという手順を踏む番になる。

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